次に私に挑戦してきたのは「心房細動」
「相手に不足なし!」
腹部大動脈瘤、鼠蹊ヘルニアと、次々に手術を経験した私。
そして、次に私に挑戦してきたのが、
「心房細動」
でした。
「相手に不足なし!」
……なんて言っている場合ではありません(笑)。
でも、こうなったら向き合うしかありません。
心房細動とは、いったいどんな病気なのか
簡単に言えば、心臓のリズムが乱れる病気
心房細動を簡単に説明すると、心臓のリズムが乱れる不整脈の一つです。
心臓が規則正しく動くのではなく、脈が不規則になってしまいます。
私の場合、何より怖かったのは、その症状がいつ始まるのか分からないことでした。
まるで100メートルを全力疾走した後
私が分かりやすく表現すると、
「100メートルを全力で走った後」
のような感じです。
「ハア、ハア、ハア……」
何の前触れもなく、突然、そんな息苦しさに襲われることがありました。
しかも怖いのは、
「いつ始まるのか分からない」
ということ。
普通に生活していても、突然やってくる。
何も起こらなければ、いつも通りの「普通」の状態です。
ところが、突然症状が出る。
これが、私には怖かった。
それでも私はジムで筋トレを続けていた
「ガンガン」やっていました
ところが、そんな状態なのに私は……。
ジムで筋トレをガンガンやっていました!
今考えると、
「自殺行為だったな」
と思います。
もちろん、運動がすべて悪いという話ではありません。
ただ、心房細動と診断された自分が、何も分からないまま以前と同じように筋トレを続けていた。
今振り返ると、かなり無茶をしていました。
テレビで見た、あの「検脈」
そんな頃、テレビで流れていたのが、ACジャパンのCM。
なかやまきんに君の、
「なかやま、検みゃくんです」
という、あのCMです。
「脈を測ることって大事なんだな」
と、改めて思いました。
心房細動は、自分では気づきにくいこともあります。
だからこそ、日頃から自分の脈や体調に注意することは大切だと感じました。
心房細動の治療「カテーテルアブレーション」
私が受けることになった治療
心房細動の治療にはいくつかの方法があります。
その中で、私が受けることになったのが、
カテーテルアブレーション
という治療でした。
心臓までカテーテルを入れ、心房細動を起こす原因となる異常な電気信号を抑える治療です。
治療成績は患者さんの状態や心房細動のタイプなどによって異なりますが、一度の治療で改善する人も多いと説明されました。
「よし、これで心房細動とも決着をつけよう」
そんな気持ちでした。
いよいよカテーテルアブレーションの日
手術室へは、自分で歩いて行く
そして、いよいよ手術の日。
ここで、ちょっと驚いたことがあります。
なんと私は、
手術室まで自分で歩いて行ったのです。
「えっ、歩いて行くの?」
という感じでした。
これまで大きな手術を経験してきましたが、手術室へ向かって自分で歩いて行くというのは、なんとも不思議な感覚です。
手術時間は約2時間
カテーテルアブレーションの手術時間は、私の場合は約2時間でした。
そして、ここでも思いました。
「手術は、もう怖くない!」
腹部大動脈瘤では8時間。
その後も手術を経験しています。
それに比べれば、2時間程度なら……。
いや、もちろん手術ですから緊張はします(笑)。
でも、私が本当に気になっていたのは、別のことでした。
私が一番怖かったのは、手術ではなかった
「窓側か?トイレ側か?」
そうです。
またまた、4人部屋のベッドの位置です。
「窓側か?」
それとも、
「トイレ側か?」
入院生活を大きく左右する、私にとっては重要な問題です。
手術より、そっちが気になるのか!
……と思われるかもしれません。
でも、私にとっては本当に大事なんです(笑)。
また、また、また「窓側」!
そして、運命のベッド位置は……。
「窓側でした!」
「ラッキー!」
またです。
またまたです。
またまたまた、窓側!
「ベッド運だけは、本当にいい!」
そう思わずにはいられませんでした。
本当に4分の1なのか?
4人部屋でベッドが4つ。
単純に考えれば、窓側のベッドを引く確率は4分の1。
それなのに、
腹部大動脈瘤の入院でも窓側。
鼠蹊ヘルニアの入院でも窓側。
そして、心房細動の治療でも窓側。
また窓側。
ここまでくると、
「私、ベッド運だけは持っているんじゃないか?」
と思ってしまいます(笑)。
大きな病気には何度も挑戦されましたが、ベッドの神様だけは、どうやら私の味方だったようです。

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